確定給付企業年金を確定拠出年金(iDeCo)に移換する方法【移換するメリットや手順を解説】転職する方必見!
こんにちは!たかゆき@トカイナカ暮らしです。
僕は、今年の7月に新卒から長年勤めた企業から、新たな仕事に転職しました。
初めての転職で、年金や社会保険の変更の知識がなく、正しく移換できるか、とても不安でした。
そこで、本やインターネットで、円滑な手続きや合理的な移換方法(節税)等を徹底的に調べ、今月、無事に全ての移換処理を完了しました。
特に、「確定給付企業年金」を「確定拠出年金(iDeCo)」に移換する方法は、あまりネット等にも参考となる記事がなかったので、僕が実際に行った手続きをもとに解説します。
僕と同じように転職する際の各種手続きに自信が無い方の参考になれば幸甚です。
ようやく #確定給付企業年金 の移換完了通知が来ました✌️
— たかゆき@新宿からトカイナカ暮らし (@ohmi0921) November 23, 2019
移換先は #iDeCo です
初の転職で年金等の手続きが不安でしたが、これにて全て完了#iDeCoは65歳まで 掛金延長#つみたてNISA延長 でいつ始めても非課税20年
国が投資を後押ししてる今こそ資産運用の始め時です😌#確定拠出年金 pic.twitter.com/Ravpy4HHyT
【目次】
・確定給付企業年金とは
・確定給付企業年金を確定拠出年金(iDeCo)に移換するメリット
・確定給付企業年金を確定拠出年金(iDeCo)に移換する方法
・確定給付企業年金とは
上記の図で説明しますと「確定給付企業年金」は、厚生年金の上に上乗せされる3階部分の会社の年金(企業年金)に該当します。
前職の入社時は、「確定給付企業年金」で運用されていましたが、入社7年目で確定拠出年金に切り替わりました。
「確定給付企業年金」は、主に老齢給付金か脱退一時金として受け取る方法があります。
僕の場合は、老齢給付金の加入期間20年以上をクリアしていないので、脱退一時金として受け取ることになります。
この脱退一時金も退職金と合わせて受け取る方法と「確定拠出年金(iDeCo)」に移換する方法をか選択します。
僕は、後者を選んだので、その理由と具体的な移換方法を次の章、以降で解説します。
僕は、確定給付企業年金を退職金で受け取らず、個人型確定拠出年金(iDeCo)に移換する方を選択しました。
その理由は、「確定拠出年金(iDeCo)」は、以下の3つの大きな節税メリットがあるからです。
- 積立時:掛金が「全額所得控除」
- 運用時:運用利益が「非課税」
- 受け取り時:受け取り方法に関わらず一定額まで「非課税」
長期・分散・積立の「ほったらかし投資(インデックス投資)」で資産運用をしている僕にとって、長期に渡り運用利益が「非課税」になる個人型確定拠出年金(iDeCo)は
投資方針と合致しています。
つまり、退職金で一括で受け取る目先の利益より、個人型確定拠出年金(iDeCo)として長期運用してお金が増やしてから、「非課税」で受け取った方が結果的に得だと判断しました。
複利の力を最大限享受する戦法です。
一方で、デメリットは、原則60歳まで引き出すことができません。
だからこそ、自身の全財産のポートフォリオ(資産配分)を最適化して、無理のない資産運用をしていきましょう。
▼資産運用の初心者におすすめな「ほったらかし投資(インデックス投資)」の方法を詳しく書いています。
移換は、以下の3つの手順で完了します。
- 確定拠出年金(iDeCo)を運用している金融機関に電話をして「確定給付企業年金移換申出書」を受領する。
- 受領した「確定給付企業年金移換申出書」の必要事項を記入し、移換元の組織(転職前の会社)へ提出する。
- 移換元の組織で記入が終わったら、確定拠出年金(iDeCo)を運用している金融機関へ提出。
僕の場合は、楽天証券のiDeCoに加入しているので、不明点は楽天のオペレーターさんに相談しながら手続きを進めました。
「確定給付企業年金移管申出書」は、金融機関→自分→移換元の組織→金融機関→国民年金基金連合会→自分と複数回のやり取りを経て手続きが完了します。
移換元の組織の記入項目があることと移換完了まで時間が掛かる(3ヶ月~6カ月)を頭に入れて置きましょう。
※「確定給付企業年金」は、時間が経過しても国民年金基金連合会に自動移換されることはないので気長に待ちましょう。
ただ、「確定給付企業年金」移換する条件は、確定拠出年金(iDeCo)に加入している事と確定給付企業年金を脱退して1年以内である事なので、転職や退職時に早めに手続きを完了させてしまいましょう。
▼企業型確定拠出年金を個人型確定拠出年金に移換する方法と合理的な商品選びを解説してます。
まとめ
「確定給付企業年金」は、厚生年金の上に上乗せされる3階部分の会社の年金(企業年金)に該当します。
転職する場合は、脱退一時金として退職金と一緒に受け取る方法と「確定拠出年金(iDeCo)」移換する方法を選択することができます。
「確定拠出年金(iDeCo)」は、大きな節税効果があるため、目先の利益ではなく、将来の大きな果実として受け取ること(移換する)をおすすめします。
「確定給付企業年金」の移換手続きは、脱退後1年以内のと制限があり、移換完了まで時間が掛かるため、早めに処理すると良いでしょう。
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んではまた!