資産運用の初心者は「ほったらかし投資(インデックス投資)」がおすすめ!【簡単・少手間・合理的な投資の始め方】
こんにちは!たかゆき@トカイナカ暮らしです。
僕は、今年の7月に大企業を辞め、新宿からトカイナカ利府町の地域活性化の仕事に転職しました。
正直、転職してから給与は減りましたが、資産は右肩上がりで増え続けています。
それは、「お金のことを心配しないで、もっと有意義なことに時間を使いたい。」という思いから、手間のかからない合理的な資産運用方法を調べ、実行したからです。
日本人はお金の話を嫌いますが、今の日本の経済成長や年金問題等を鑑みると、最低限の金融リテラシーは、生きていく上で必要不可欠だと思います。
だからこそ、家族や友人等、大切な人にこそ声を大にして言いたい。
資産運用は簡単だから、他人(銀行や保険や証券マン等)に任せないで、自分でやってくださいと!
さもないと手数料ハンターに搾取されてしまうと!
ということで、今回は、山崎元さんという経済評論家が提唱する、簡単・少手間・合理的の3拍子揃った資産運用「ほったらかし投資(インデックス投資)」の始め方をポイントに絞ってお伝えします。
※山崎元氏の資産運用は、YouTubeでオリエンタルラジオのあっちゃんにも「お金の授業」で紹介された理に敵った方法論です。
▼参考文献
▼参考まで、あっちゃんの動画も貼っておきます。
この記事を読んで、銀行預金で「死に金」になってる資産を「生き金」にして、お金がお金を生む仕組みをサクッと作ってしまいましょう。
※少しボリュームありますが、安定的に資産を増やしたい方は、頑張って読んで頂ければと思います。
【目次】
●簡単・少手間・合理的の「ほったらかし投資(インデックス投資)」とは
●「ほったらかし投資」のポートフォリオ(資産配分)を作る3ステップと期待効果
●「ほったらかし投資」を継続する大切な考え方
●簡単・少手間・合理的の「ほったらかし投資(インデックス投資)」とは
「ほったらかし投資(インデックス投資)」の概念は、下の図に全て集約されています」。
図の通り、ポートフォリオ(資産配分)を先に組んでしまえば、こまめに株式の売買をすることなく、お金を寝かして増やすことができる運用こそが「ほったらかし投資(インデックス投資)」の所以です。
山崎氏による「ほったらかし投資(インデックス投資)」の定義は以下の通りです。
(1)誰でもできるくらい簡単で、
(2)かけるべき手間がごく少なく、同時に
(3)合理的でもある投資方法▶つまり「簡単・少手間・合理的」な投資
詳しい手順は、次の章で説明しますが、元本割れしない無リスク資産で、生活に必要なお金を確保し、山崎氏が推奨する比率(年金機構などの機関投資家と同じ)で、国内外のインデックス・ファンドに分散投資(長期保有)することで、市場の恩恵を享受するシンプルな運用です。
インデックス・ファンドは、株価指数(日経平均株価やNYダウ等)と同じ動きをする投資信託で、実は、僕らの年金も、この方法で運用されています。
年金機構のような機関投資家が採用するだけあって、インデックス・ファンドは、金融のプロが目利きして運用しているアクティブ・ファンドより、高い成績を上げていることは、周知の事実です。
▼参考
7割のアクティブファンドがインデックスに勝てない「皮肉な現実」 | ZUU online
また、世界一の投資家であるウォーレン・バフェット氏も個人投資家にインデックス・ファンドを活用すべきだと発言していることは有名な話です。
ほとんどの投資家にとって、株を保有する最善の方法は、手数料の低いインデックスファンドに投資することである。手数料やコストを差し引いた後でも、ほとんどの運用機関を上回る成果をあげることができるだろう。
では、早速、上記図のポートフォリオ(資産配分)の作り方と期待される効果について、次の章で説明します。
●「ほったらかし投資」のポートフォリオ(資産配分)を作る3ステップと期待効果
「ほったらかし投資」のポートフォリオの作り方を以下の3ステップに分けて説明します。
●【ステップ1】まず生活に必要なお金を確保する
●【ステップ2】【ステップ1】以外でリスクを取れる金額を内外のインデックス・ファンドに投資する
●【ステップ3】リスク資産には税制上有利な制度(iDeCoや一般NISA等)を最大限利用する
●【補足】ポートフォリオのメンテナンス(リバランス)
●【ステップ1】まず生活に必要なお金を確保する(無リスク資産)
まずは、図の無リスク資産として、当面の生活に必要な金額を普通預金で確保する。
山崎氏の説では、普通預金に置く金額は、生活費の数カ月分です。
その理由は、リスク資産にとなるインデックス・ファンド(投資信託)は、数日で換金できるので、お金が必要になったら部分解約をして補完することが前提にあるからです。
もちろん、生活に必要な額は、精神安定効果もあるので、自身の許容範囲によって生活費の数ヵ月~数年程度の範囲で決めると良いでしょう。
ただ、低金利の普通預金にお金を置いておいても、雀の涙にしかならないので、投信を換金できることを念頭に適切な金額を決めましょう。
●【ステップ2】【ステップ1】以外でリスクを取れる金額を内外のインデックス・ファンドに投資する
【ステップ1】以外で、リスクを取っても良いと思う金額を「ほったらかし投資」の肝である内外のインデックス・ファンドに投資します。
リスク資産は、「一年後に、最悪3分の1損する一方、最悪と同じくらいの確率で4割くらい利益が出る事があり、平均的には5%くらいの利回りを得る事ができる資産」です。
インデックス・ファンドの内訳は、「外国株式(先進国中心)」を6割、「国内株式(TOPIX連動型)」を4割の配分にすることを山崎氏は推奨します。
(注:年金運用などの機関投資家が平均的に使うリスク・リターンの前提に基づく)
▼内外の比率を投入すると「リスク・リターン」が算出できるツールを貼っておきます。
長期投資予想/アセットアロケーション分析 ~ 投資信託のガイド|ファンドの海
参考まで、僕は、山崎氏推奨の比率と同等のリスク・リターンが期待できる世界の株式時価総額比率(日本:1割、先進国:8割、新興国:1割)を目指し運用してます。
僕と同じように「全世界株式」が一本にまとまったインデックス・ファンドもあるので、そちらを選択しても良いでしょう。
普通預金と内外のインデックス・ファンド以外のリスクを取りたくない資産は、「個人向け国債変動金利型10年満期」を中心に運用します。
この「個人向け国債変動金利型10年満期」は、とても優秀な選択肢で、銀行などよりも信頼性が高い(国が潰れるリスクは極めて低い)ことに加え、実勢金利が上がれば受取利子が増え、更に普通預金より割高な最低金利(0.05%)が保証されている反則級の商品です。
▼こちらの記事で、「個人向け国債変動金利型10年満期」の重要性が詳しく記載されています。
この【ステップ2】の作業を、楽天証券やSBI証券などの、ネット証券の口座を開設し、ご自身で各商品を購入します。
繰り返しなりますが、銀行や証券会社等の窓口にいくと手数料の高い商品を勧められるので、ご注意を。笑
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また、別記事で、おすすめのネット証券会社と口座の開設手順などを説明したいと思います。
●【ステップ3】リスク資産には税制上有利な制度(iDeCoやNISA等)を最大限利用する
株式(投資信託含む)は、利益に対して約20%課税されるため、リスク資産は、非課税制度(確定拠出年金・iDeCo・一般NISA・つみたてNISA) を可能な限り大きく利用します。
※非課税制度は、ポートフォリオを俯瞰して、大きなリターンが期待できる商品から優先的に割り振ると良いでしょう。
●【補足】ポートフォリオのメンテナンス(リバランス)
リスク資産の配分は、追加投資・部分解約の際に調節(リバランス)します。
山崎氏は、「外国株:国内株=6:4」といった比率を、厳密に管理する必要はなく、バランスが大きく狂ったら、追加投資や部分解約のついでに、リバランスすると良いと言っています。
実際に、僕も月に1回程度、資産配分が大きく変わってないかネット証券の口座をチェックしているだけで、まだリバランスは行っていません(リバランスが必要なケースはあまり無いでしょう)。
「ほったらかし投資」は、細目に株式を売買することなく、インデックス・ファンドを買って持ち続けるバイ&ホールドが基本的な思想ですが、定期的にポートフォリオをチェックして、必要に応じてリバランスすると良いでしょう。
●「ほったらかし投資」を継続する大切な考え方
これまで述べていきた通り「ほったからし投資(インデックス投資)」は、簡単・少手間・合理的で平均5%リターンが期待できる資産運用です。
もちろん株価と連動しているので、資産が上昇する時も下降する時もあります。
この資産運用は、インデックス・ファンドを長期的にバイ&ホールドしてリターンを得る手法なので、下げ相場の時に、狼狽売りをしてしまい、最悪ケースとして、市場から撤退してしまうと、何もかもが水の泡です。
そうならないために、最後に「ほったかし投資」を継続するために重要な3つの考え方をお伝えします。
・金融資産を俯瞰し無理のないポートフォリオ(今回紹介した図)を組む
・意思決定が悪影響を受ける「人間のリスク(主に金融マンや悪質なお金の専門家)」を避ける。
・インデックス・ファンドに世界分散投資をしている=資本主義経済成長に投資していることを理解する。
3番目の考え方が最も重要なので、補足すると、株価指数を同じ動きをする内外のインデックス・ファンドに投資するということは、全世界の株価(資本主義経済)が長期的に右肩上がりであれば得をするということです。
これまで資本主義経済は、戦争や恐慌など数々の試練があった中、右肩上がりで成長していますし、世界規模でみれば人口も増えていくと予想されています。
下げ相場の時も近視眼的にならず、資本主義経済にベットしてるという長期的な目線で「ほったらかし投資」を継続していきましょう!
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