転職する人必見!企業型確定拠出年金から個人型確定拠出年金(iDeCo)へ移換する方法!合理的な運用商品選びも!
こんにちは!たかゆき@トカイナカ暮らしです。
僕は、2019年7月に大手通信会社を辞め、新宿から仙台の隣町である利府町に移住し、トカイナカ暮らしを始めました。
今回は、転職した際に、企業型確定拠出年金から個人型確定拠出年金(iDeCo)へ移換する方法を説明します。
僕自身、はじめての転職、且つ年金や社会保険等に関する知識がなかったので、正しい移行の手続きができるかとても不安でした。
そこで、これから転職する方向けに、僕自身が行った移行手順や合理的な金融機関、及び商品選びについて、重要なポイントを説明します。
・企業型確定拠出年金の移換先のパターン
・企業型確定拠出年金から個人型確定拠出年金(iDeCo)へ移管する方法
・まとめ
・企業型確定拠出年金の移換先のパターン
現在、企業型確定拠出年金に加入している方は、転職先の会社に企業型確定拠出年金が有るか無いかの2パターンで移換先を決定します。
①転職先の企業型確定拠出年金が有る場合
転職先の企業型確定拠出年金に加入します。
年金資産の移換手続きが必要になるので、手続き方法を転職先の担当部署に確認してください。
②転職先の企業型確定拠出年金が無い、または自営業者・公務員・専業主婦の場合
自分自身で金融機関を選定し、加入手続きを進めます。
金融機関を選ぶ際は、主に以下の3つを確認しておくと良いでしょう。
- 手数料(運営管理手数料・信託報酬など)
- 運用商品のバリエーション
- 利便性・サービス対応
僕は、既に楽天証券で株式投資をしているので、資産管理のしやすさと運営管理手数料が無料、且つ信託報酬が安い商品が沢山ある楽天証券に決めました。
・企業型の確定拠出年金から個人型の確定拠出年金(iDeCo)へ移換する方法
では、次に転職先に企業型確定拠出年金がなく、個人型確定拠出年金(iDeCo)へ移換する方法について説明します。
基本的には、自身で選定した金融機関に、Web等から申し込みを行い、自宅に同封される手順書をもとに移換手続きを進めます。
楽天証券の場合は、このような手順書が同封されています。
- STEP1 勤務先に証明書の作成を依頼する。
- STEP2 勤務先が作成した証明書を受けとったら、加入申出書や配分指定書等の必要書類に全て記入する。
- STEP3 全ての書類に記入した後、提出書類を切り離し、投函。
ポイントは、勤務先に証明書を作成してもらわないといけないので、一番先に依頼しておくと手続きがスムーズですよ。
ちなみに、僕の場合はポストに投函して、1ヵ月程度で移換手続きが完了しましたが、退職日の翌日に属する月から6か月以内に移換手続きを完了しないと国民年金基金連合会に自動移換され、無駄な手数料や手続きが発生するため要注意です。
また、記入する内容は、記入例を見れば、困らないレベルですが、配分指定書に記載する商品選びが一番迷うところだと思うので、合理的な選定方法を説明します。
※言わずもがな投資(iDeCoも然り)に絶対はないので、最終的には自己責任で商品を選定ください。
金融庁の資料や経済評論家の山崎元さんや水瀬ケンイチさん等の本で学習し、共通して記載されている iDeCoの合理的な運用は、以下の通りです。
手数料(信託報酬)が安く、世界の株式に分散した商品を長期的に積立投資することです。
至極当然のつまらない運用方法かもしれませんが、よっぽど投資に詳しい方でない限り、金融庁もすすめる「長期・分散・積立」で、株を売却せず、バイ&ホールドしていく手法が安定的に資産を増加させ、精神的にもダメージの少ない投資スタイルです。
ちなみに、僕も上記投資スタイルで安定的に資産が増えています。
では、iDeCoで運用する際、具体的にどのような商品を選べばいいか僕の事例でご説明します。(個人の投資スタイルや経済状況によって、最終的にはご自身が納得する商品を選びましょう。)
楽天証券のiDeCoでは、楽天・全世界インデックス・ファンドで運用しています。
なぜならば、この商品1本で、全世界(日本・先進国・新興国)の株式に分散でき、信託報酬等の手数料も割安だからです。
もっと噛み砕いていうと、全世界の資本主義経済の成長にベットする商品です。
長期的に経済が低迷中で、人口減少している日本の株式に限定するより、世界規模でみれば人口は増えていて、株価も上昇しているので、世界の株価に分散する商品を選択しました。
ちなみにこの商品は、金融庁、肝入りの施策である「つみたてNISA」の指定商品にもなっているので安心感もあります。
▼金融庁HP
また、選んだ金融機関によっては、1本で全世界に投資できる商品がない、もしくは信託報酬が高すぎる、なんてこともあるかもしれません。
その場合は、世界の株式時価総額比率(日本1:先進8:新興:1)に合わせて3つの商品を組み合わせると同等の効果が得られるでしょう。
更に、iDeCoでは、国債等が含まれるバランス型の商品を進める方もおられると思いますが、iDeCoはNISAと同じく、非課税のため、売却益が期待できる国内外の株式投資をメインにして、課税口座で国債等の安全資産を運用するポートフォリオが合理的だと判断しています。
今回は、長くなってしまったので、別途、長期と積立が合理的な理由をご説明します。
・まとめ
企業型確定拠出年金に加入している方は、転職先の制度を確認の上、適切な移換方法を選定しましょう。
また、退職日の属する月から6か月以内に移換完了できるよう当ブログでお伝えした手順を参考に計画的に移換手続きを進めましょう。
個人型確定拠出年金(iDeCo)に移換する方は、明確な基準(手数料、運用商品のバリエーション、利便性・サービス対応)をもって金融機関を選びましょう。
また、個人型確定拠出年金(iDeCo)の運用商品としては、非課税の利点を最大限享受できる国内外の株式投資をおすすめしますが、最終的にご自身の生活スタイルや経済面を考慮して納得のいく商品を選ぶと良いと思います。
んでは、また!