こんにちは!たかゆき@トカイナカ暮らしです。
僕は新宿の大企業を辞め、宮城県利府町で梨作りを中心とした地域活性化の仕事をしています。
梨作りを始めて1年ほどですが、梨園に2回目の新たな従業員を雇用しました!
1回目は「ハチ」で、今回の新たな従業員は「ダニ」です。笑
いやいやいやと、「ダニ」は害虫でしょ?と思うかもしれませんが、今回の「ダニ」は体に優しい梨作りに欠かせない存在なんです。
ではどのように「ダニ」を梨作りに活用するのかを詳しくお伝えしていきます。
【目次】
●梨園の新たな従業員「カブリダニ」とは
●「カブリダニ」が働きやすい職場作り
●減農薬で環境に優しい利府梨作り
●梨園の新たな従業員「カブリダニ」とは
2回目の新たな従業員は「カブリダニ」といって、害虫である「ハダニ」を駆除するために採用しました。
「ハダニ」は梅雨明け頃から増殖して、早期落葉の原因にもなります。
甘く大きな利府梨を作るためには養分を供給する元気な葉っぱが必要不可欠なので、ダニ対策をしなければなりません。
この「ハダニ」は厄介で、農薬を散布しても耐性ができてしまい薬剤のみ駆除が難しくなってきています。
そこで天敵の「カブリダニ」を新たに採用して梨園を守ってもらう算段です。
ちなみに益虫「カブリダニ」は自分より体の大きい害虫「ハダ二」を食べます。
小さいのに強い、ダニ界のベジータといったところでしょうか。笑
…話がそれましたが、この新たな従業員を雇っても前回の「マメコバチ」のように期待通り働いてもらえないと困ります。
🔽梨園に初めて従業員を雇い新築一戸建てをプレゼントした話
次の章では「カブリダニ」がモチベーション高く、働いてもらう職場環境作りを紹介します。
●「カブリダニ」が働きやすい職場作り
早速「カブリダニ」を梨の木の中腹に1つずつ設置しています。
小さくて目視し難いのですが、パッケーギングされている袋の中に沢山の戦士達が待機しています。
この袋は惑星ベジータといったところでしょうか。笑
彼らは30℃弱が最適温度のため、気温が高くなると動きが活発化します。
ちなみに「カブリダニ」は主に草の中に生息するので、敢えて梨の木の周りの草を残し、暮らしやすい環境を整えます。
加えて農薬も極力、カブリダニに影響が出ないものを使用していきます。
そのため、他の新たな害虫が発生していないか丁寧に園内を観察していきます。
このように、梨園のマネジメントも一般の会社と同様に、従業員が気持ちよく働いてもらえる職場作りに力を入れています。
●減農薬で環境に優しい利府梨作り
利府梨は前回の「マメコバチ」や今回の「カブリダニ」をはじめ、コンフューザーという虫のフェロモンで害虫を繁殖を防ぐ等、減農薬・省力化に努めています。
もちろん農薬や化学肥料で作った梨も一定の基準をクリアしているので、体に害はありません。
しかしながら、そもそも農業は自然界の水や炭素・窒素といった物質の循環で生産されるものなので、やり方次第で周りの環境への影響が大きく変わってきます。
目先の果実だけではなく、環境と調和した持続的に営むことができる梨作りを意識していきたいと思います。
🔽梨農家の「冬の剪定」の楽しさを伝えています。
🔽傷物の梨に価値を見出すため「利府梨のスパイスカレー」を開発しました。
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んではまた!