元新宿サラリーマンのトカイナカ暮らし

長年勤めた大企業を辞め、田舎で梨作りをしながら豊かな人生を考えるブログ

利府梨のPRイベントを開催して感じた3つの大きな可能性!室内で梨狩りも体験!

こんにちは!たかゆき@トカイナカ暮らしです。

 

僕は、今年の7月に大手通信会社を辞め、新宿から仙台の隣町である利府町に移住し、豊かなトカイナカ暮らしを始めました。

 

トカイナカ利府町では、名産品である「利府梨」の生産に携わりながら、販路拡大や6次化利府町全体の魅力発信まで取り組んでいます。

 

今回は、「利府梨」をPRするイベント「梨パラダイス」を通じて、改めて感じた「利府梨」の大きな可能性を3つに分けてお伝えします。

 

大盛況だった、室内での梨狩り体験や梨のテーマソング作りなどのイベント模様も織り交ぜて紹介します!

 

▼「梨パラダイス」の会場

tsumiki 利府町まち・ひと・しごと創造ステーション

 

  • 利府梨の生産過程や特性を伝えるトークイベントから見えた可能性①
  • 室内での梨狩り体験と試食の感想から感じる可能性②
  • 利府梨の加工品を作成・提供して感じた6次化の可能性③

 

利府梨の生産過程や特性を伝えるトークイベントから見えた可能性①

 

f:id:c3po3:20190925172719j:image

 

「梨パラダイス」では最初に、お客様の「利府梨」への理解を深めて頂くため、梨の生産過程や特性をパネルディスカッション形式でお伝えしました。

 

これまで、新宿のしがないサラリーマンだった僕は、大盛況のイベントを前に、緊張しまくり状態でしたが、「塩釜の明石家さんま」ことラジオパーソナリティのアサノタケフミさんが上手くド素人を料理してくださいました。笑

 

f:id:c3po3:20190925175047j:plain

 

本題に移します。

今回は、トカイナカ利府町で開催した地元のイベントですが、会場のお客様の大半が、梨の特性をはじめ、利府梨がどのように作られ販売されているかご存じありませんでした。

 

かくいう僕も転職するまで、梨の生産過程はもちろんのこと、利府梨の代名詞「長十郎」すら知らない始末でした。

 

この場をお借りして、全ての利府町民に謝罪致します。笑

 

僕は、この地元の方々でも知らない利府梨生産の裏側に大きな可能性を感じました。

 

なぜかというと、生産者の苦労やこだわり、一連の生産過程を知ることで、より一層「利府梨」の商品価値は高まり、美味しく感じられると思ったからです。

 

例えば、ラーメンひとつにしても、麺の小麦の産地や製法、スープの材料や焚き方、チャーシュー・メンマなどの加工方法等、生産過程を知ることで、商品の付加価値が上がりますよね。

 

今回のパネルディスカッションで紹介した、

甘く大きい梨を作るために摘果と言って9割近い梨を落とすことや

農薬削減を目的としたカブリダニの話(ダニがダニ退治する)、

手動での花粉付けを削減するためのマメコバチによる受粉、

新たな梨の品種を生産するために親の木に、新たな枝を接ぐ接木(つぎき)

等々、梨の生産過程について、来場の方々は、大変興味深く聞いてくださいました。

 

ちなみに、この梨の接木について補足すると、赤い梨の木に、青い梨の木を接ぐと、青い梨ができます。

 

もっというと、同じバラ科のモモやリンゴの木を梨の木に次ぐと、モモやリンゴができます。

 

面白いでしょ。

一本の木にモモやリンゴやナシやサクランボを接いで、バラ科オールスターを作ったら、映えるなぁなんて妄想してました。笑

 

冗談はさて置き、利府梨の美味しさだけでなく、生産過程やこだわりを全面に押し出して、今後、より付加価値がつくようなブランド化にも取り組んでいきたいと思います。 

 

室内での梨狩り体験と試食の感想から感じる可能性②

f:id:c3po3:20190925175320j:image

「梨パラダイス」では、僕たちが作った「長十郎」を天井の棚に吊るし、実際の剪定ばさみで、梨狩りを体験して頂き、獲った梨をお土産にお持ち帰り頂きました。

 

ちなみに、イベント会場であるtsumikiの天井の棚は、利府梨の梨棚をイメージして作られたので、今回のイベントの親和性は抜群です。

 

梨狩り体験と合わせて、僕らが作った「長十郎」と「あきづき」の食べ比べをして頂きました。

 

f:id:c3po3:20190925190543j:plain
f:id:c3po3:20190925190518j:plain

 

お客様に感想を聞いたところ、意外にも「あきづき」より「長十郎」が好きといったお客様が多数で、ここに可能性を感じました。

 

実は、現代人の嗜好から、利府梨の代名詞である「長十郎」は生産数が減り、「あきづき」が主流となっています。

 

参考まで「長十郎」は、ほんのり甘く、歯応えがある食感が特徴で、「あきづき」は、滑らかな食感で、強い甘みを感じる梨です。

 

「長十郎」は生産数が減り、利用用途も加工用中心になっていますが、個人的には食べ応えのある「昔ながらの梨」にポテンシャルを感じていたので、今回、お客様の感想を聞いて、安心しました。

 

 生産量が減っている利府梨の代名詞「長十郎」のニーズを引き出し、利府梨の商品価値を上げていきたいと思います。

 

利府梨の加工品を作成・提供して感じた6次化の可能性③

f:id:c3po3:20190925190430j:image

今回のイベントでは、トカイナカ利府町の飲食店にご協力頂き、 6次化を見据えた梨の加工品を多数用意して頂きました。

 

りふレ横丁の人気店、焼き処笑家では、摘果した梨の中華スープや梨とチーズと蜂蜜のピザを試作して頂き、利府町のパン屋spicaさんでは、梨ソルベと梨サイダーを作って頂きました。

 

spica

利府駅から徒歩1分!居酒屋 焼き処 笑家

 

どれも大人気で試食は、瞬く間になくなりました。

  

これまでは、梨の加工は、ジュースやスイーツが中心でしたが、プロの飲食店とコラボすると加工の無限大の可能性を感じました。

 

ちなみに僕自身も加工用の梨で、「梨カレー」を作ろうと模索しているので、6次化奮闘記は、別記事で紹介したいと思います。

 

そして、イベントの締め括りは、ラジオパーソナリティー兼シンガーソングライターであるアサノタケフミさんによる梨のテーマソング作りでした。

 

お客様から、梨のイメージを聞き、バラバラの言葉を紡いで、即興で梨のテーマソングに仕上げ、歌で会場を盛り上げました。

 

さすが、塩釜の明石家さんま、改め塩釜の桑田佳祐

 

あんまり言うと怒られそうなので(勝手に僕が例えてるだけ)、これくらいにしておきます。

 

まとめ

f:id:c3po3:20190925172536j:plain

 

今回、「梨パラダイス」を通して、利府梨の潜在的な可能性や長十郎の美味しさ、6次化の展望までを確かめることができました。

 

イベント自体も大盛況で、tsumikiに入りきれないくらいのお客様で最後まで盛り上がりました。

 

何より嬉しかったのは、利府梨の魅力を伝えるという一つの目的に向かって、tsumikiスタッフをはじめ、地元の高校生、飲食店や役場など多くの方々の力を結集して盛り上げたことです。

 

極めつけは、地元のヒーロー「ナシルバー」まで駆け付けてくれました。笑

 

f:id:c3po3:20190925190626j:plain

 

加えて、今回参加して頂いた全てのお客様はもちろんのこと、忙しい中駆けつけてくれた大学や高校時代の友人にこの場を借りて御礼申し上げます。また来てね。笑

 

今後も利府梨をはじめ、トカイナカ利府町全体の魅力を世界中に発信すべく精力的に動いていきますので、ブログを通して応援して頂ければ幸いです!

 

Twitterでもトカイナカ利府町の魅力をはじめ、多様な生き方、資産運用など生活に役立つ情報をつぶやいてます。

 

▼利府梨の収穫方法について書きました。

c3po3.hatenablog.com

 

▼利府梨の販売情報を書きました。

c3po3.hatenablog.com

 

▼豊かな人生を考察してみました。

c3po3.hatenablog.com

 

 

んではまた!

 

プライバシーポリシー